神奈川県の名産「横浜スカーフ」

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神奈川県の名産「横浜スカーフ」

「横浜スカーフ」を耳にされたことはありますか。
このスカーフは、長い歴史と技術が詰まった神奈川県の名産品のひとつです。

 

日本では、1859年に横浜が開港して以来、生糸が重要な輸出品でした。
生糸の輸出は、欧州の蚕病による原料不足、米国の絹産業の発展などによって世界的な生糸の需要の高まりとともに増大しました。
横浜から輸出された生糸と絹製品は、明治時代を通してすべての輸出品の約7割にものぼっていたといわれています。

 

この絹製品が輸出される過程において誕生したのが、絹のハンカチーフです。
明治初期から輸出された絹のハンカチーフは、昭和初期に横浜で大判化されて売りだされ、欧州で人気を博して、輸出も急速に伸び、横浜の特産品となりました。

 

当時スカーフの染色工場は、横浜の大岡川や帷子川沿いに軒を連ねていましたが、太平洋戦争によって、染色工場は一旦壊滅しました。
しかし、その後もスカーフ需要は大きく、染色工場は、さらに成長して復興を果たしました。以後は、高度経済成長を背景にしてスカーフの人気は更に高まり、海外有名ブランドのスカーフのほとんどの製品は、この横浜で生産されていました。

 

バブル以後、この界隈の工場数は急激に減少しましたが、神奈川県の中心都市である横浜には、今もなお、スカーフの生産過程(図案や型、染色や縫製といった工程)の一つ一つを取りまとめる産地問屋が数多く在しています。世界最高を誇る「横浜スカーフ」の技術は、現在においても、この横浜で維持されています。

 

横浜市中区山下町にある「シルクセンター貿易観光会館」内の「シルク博物館」には、絹に関する様々な情報が展示されています。
また「「ミュージアムショップ」には、「横浜スカーフ」が販売されているので、その歴史と品質の良さにどうぞ触れてみて下さい。