佐島の「へらへら団子」

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佐島の「へらへら団子」

佐島は三浦半島の西側、「佐島のタコ」で有名な相模湾に面した漁港です。
佐島の熊野神社では毎年夏になると「舟祭り」が行われます。
この祭事では、「佐島御舟歌」や地域特産の真鯛とともに、「へらへら団子」が奉納されています。

 

「へらへら団子」とは、この地に伝わる伝統的な郷土料理で、船祭りのときには、それぞれの家庭で拵えて、豊漁や無病息災を祈り、神棚に供えられ、家族や親族に振舞われました。

 

作り方は、小麦粉と白玉粉に水を加えて練ったものを茹でて、こし餡を絡めます。いわゆる「すいとん」のようなものに餡を絡めたものという感じでしょうか。

 

「へらへら」という面白い名前は、形状から名付けられています。茹でる時に、団子を手のひらで押しつぶすために、平べったい形になっているからです。
このひらひらとした形によく餡が絡んで食べやすく美味しいのです。

 

この「へらへら団子」は、佐島に限らず、県内の沿岸や中央地域で食されており、それぞれの地域によって味付けや食べ方、形などは色々とバリエーションがあるようです。

 

「へらへら団子」は2008年の「農村漁村の郷土料理百選」にも選定され、現在でも佐島他の各家庭で食され、また県内の保育園のおやつ、また料理教室や催事などで提供されているようです。